人のコミュニケーションを支援する情報抽出・可視化技術の研究を行っています.
大きく3つの内容があります.1. コミュニケーション分析,2.コミュニケーション支援,3.コミュニケーション応用です.
これまでの研究テーマはメンバーのページに掲載している卒業・修士論文タイトル、研究紹介のページを参照してください.
1. コミュニケーション分析に関する研究
人同士のコミュニケーション,人ともののコミュニケーションが現実世界とインターネット上の世界で日々行われています.コミュニケーションの内容を分析することで,世界中で行われているコミュニケーションの特徴を知ることができます.本研究室では言語を用いたコミュニケーションに注目し,以下のような研究を行っています.
- SNSのメッセージの内容分類
- レビューデータの内容分類
- SNSでの悪口投稿のフィルタリング
- 会話履歴を用いたユーザ間の人間関係の推定
- 議論の進め方の上手下手の分析
2. コミュニケーション支援に関する研究
コミュニケーションの内容を分析すると,コミュニケーションにおいて障害が生じている箇所や改善すべき箇所が見えてきます.問題点を解決する技術を提案することでコミュニケーションの支援が行えます.本研究室では以下のような研究を行っています.
- レビューの執筆支援システム
- 悪口投稿の取り下げを促す効果的なメッセージ
- チャットボットを用いた初対面同士の交流支援
- コミックを用いた学習支援システム
- コミックのオノマトペの多言語翻訳
- ネタバレ防止機能付きコミック検索エンジン
- 読書再開時の読み返しを支援するインタフェース
- 初心者向けの将棋観戦支援インタフェース
3. コミュニケーション応用に関する研究
コミュニケーションデータをこれまで使われていなかった新たな目的に対して使用すると,新しいコミュニケーションを生み出すことができます.本研究室では以下のような研究を行っています.
- アニメを用いた外国語のリスニング練習支援システム
- 視線計測装置を用いた音楽から想起される色の推定
- 文章の読解問題の自動生成
- 外食惣菜がメインでも健康的な食生活を送るための支援システム
- 栄養バランスが整った献立の学習支援システム
- レストランメニューからの地域食の推定
- 指描きによる疼痛表現インタフェース