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論文タイトル:感想テキストを用いた短期的な排斥を受けた人と受けていない人の違いの分析
著者:安尾萌,新宮海音,Shan Junjie,山浦一保,西原陽子
概要:本研究は,コンテンツに対する評価や感想を記述したテキストから書き手の社会的排斥状況を発見することを目的とする.他者との交流が希薄になることで感じる孤独感は,人の健康に悪影響を及ぼすことが明らかになっている.自身の社会的排斥状況を開示することは当事者にとってしばしば困難であるため,自己開示に頼らない手段で社会的排斥状況に気づく仕組みが必要である.本稿ではテキストに対する評価や感想を記したテキストを利用して,社会的排斥を受けた人の記述にどのような傾向が見られるかを観察した.その結果,排斥を受けたグループの記述において,怒りの感情を反映した記述を行う傾向や,中立的な語彙が減少する傾向が観察された.
書誌情報:第34回インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会,pp.48-52
発表日:2025年3月7日